そんなことはありません。 まだ『並列処理』に無数の可能性が眠っています。
並列処理の方が素直で簡単にできることが沢山あります。
いいえ。 ものすごく小さくて単純なものにこそ使われるべきです。
小型人工衛星からおもちゃまで、あらゆるものに利用できます。
今時『主流な』マイクロプロセッサ技術では、回路面積と消費電力の大部分を
レジスタファイルとキャッシュメモリが占めています。
これらのパーツはプロセッサを高速に稼働させる工夫の産物である反面
発熱や歩留まりといった問題でさらなる高速化を阻んでいます。
個々は単純で低速な脳細胞が、千数百億個という数で驚異的な働きをしています。
無駄のない個、数が創りだす多様性
それが自然の求める進化のカギだとしたら …
そんな発想から、私達はプロセッサの進化をやり直してみることにしました。
そして、レジスタファイルが不要な『レジスタレスアーキテクチャ』と
キャッシュ一貫性によるメモリ調停が不要なマルチプロセッサ技術を融合させた
『ReLM - Register-Less Multiprocessor』を開発しました。
数多くのシンプルなコアが協働し、小さな回路でも性能を発揮できる
ReLMはそのシンプルさゆえに応用の範囲が広く
限りない発展の可能性を秘めています。